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「ひとり」のWebライター、入川 枕（いりかわ まくら）です。
みなさんはセルフレジでお会計をしたことがありますか？
私も通院している病院、うるおいクリニックさんの公式ホームページによると、適応障害の代表的な症状には以下のようなものがあります。
適応障害の代表的な症状
頭痛、めまい、消化不良、不眠、不安感、パニック発作、うつ状態、自己否定感、自尊心の低下、社会的な孤立、人間関係の問題、活動の制限、集中力の低下、記憶力の低下、意思決定の困難
特に人間関係の問題、不安感、活動の制限が大きかった私は、小さなコミュニケーションでも大幅に体力を削られる為、日常的な買い物ですら支障が出ていました。
しかし、セルフレジを使うようになったことで、ストレス少なく買い物を楽しめています。
本記事では、適応障害を持つ私が、同じような症状を抱える方々へ向けて、セルフレジ利用のメリットや具体的な利用方法、注意点をお伝えします。
この記事を書いた人
【この記事を読んで分かること】
- 適応障害の私たちがセルフレジの利用するメリット
- セルフレジの具体的な利用方法（ファミリーマートを例に解説）
- セルフレジを利用する際の注意点（ファミリーマートを例に解説）
- 捕捉：ファミリーマートを例に挙げた理由
適応障害の私たちがセルフレジを利用する2つのメリット
1.店員と会話をする必要がない
「コンビニで買い物をする」という場面設定で考えてみましょう。
お会計、○○円です。
袋はご入り用ですか？
要らないです。
かしこまりました。
ポイントカードはございますか？
大丈夫です。
お支払いはいかがなさいますか？
au Payでお願いします。
会話を最低限で終えられたとしても、3往復ほどのやり取りが見込まれますよね。
セルフレジを利用すれば、このような会話を削減することができます。
会話をせずに買い物を終えられる、そう考えると買い物へ出掛ける足取りが軽くなりませんか？
会話で削られるはずだった体力を温存できれば、活動量が落ちがちな状態でも、好きなことに打ち込める時間が増やせるかも知れません。
その時間は、回復に向けて、大きな一助になるでしょう。
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2.会計の段取りを自分で組める
セルフレジを利用すると、会計の段取りを自分で決めることができます。
レジ袋の有無、ポイントカードの有無、支払い方法など、分解して考えると「会計をする」という1つの動作に多くの選択が含まれているのが分かりますね。
有人レジの場合、店員のペースに合わせて、こちらの要望を何度も伝えなければなりません。
「相手のペースに合わせる」「自分の要望を伝える」、これらは私たちにとって、心身に負担が掛かりやすい事柄だと思います。
袋は購入するのか、ポイントカードは使うのか、支払いは何でするのか…、主体的に決められるセルフレジは私たちの強い味方になってくれるはずです。
セルフレジの具体的な利用方法
セルフレジの具体的な利用方法といっても、お店ごとに操作方法は千差万別。
そこで、今回は「コンビニ3強」と言われるセブンイレブン、ファミリーマート、ローソンの中から、ファミリーマートに焦点を当てて、セルフレジの具体的な利用方法をお伝えします。
たった4ステップ！セルフレジの利用方法
STEP1：ボタンを選択
最初の画面には、4つのボタンが表示されています。
· ファミペイとポイントカードの両方をお持ちの方
· ファミペイのみお持ちの方
· ポイントカードのみお持ちの方
· お持ちでない方
ファミリーマートでは「dポイント」 「楽天ポイント」 「Tポイント」がもらえます。
これらのポイントをもらう場合は「ポイントカードをお持ちの方」、もらわない場合は「お持ちでない方」を選択します。
「ファミペイ」はファミリーマートが提供するアプリ決済サービスです。詳細はリンクをご覧ください。
STEP2：商品をスキャン
タッチパネル下のスキャナーか手持ちのバーコードスキャナーで商品を登録します。
レジ袋を利用する場合は、備え付けのものを取り、商品と同様に印刷されているバーコードをスキャンしましょう。
STEP3：お支払い方法の選択
ファミリーマートのセルフレジで選択可能な支払い方法は以下の通り。
ポイントで全額支払える場合は「dポイント」「楽天ポイント」「Tポイント」も選択可能です。
ご希望の支払い方法を選択しましょう。
STEP4：支払い
選択に合わせた指示がタッチパネル上に表示されます。
指示に従い、会計を済ませましょう。
以上がファミリーマートのセルフレジの使い方です。
レジ袋購入の有無やポイントカードの有無を選択するタイミングが導入されているセルフレジによって変わることはあるでしょうが、大まかな流れは変わりません。
立ち寄りやすいファミリーマートで、飲み物1本から実践してみましょう！
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セルフレジを利用する際の2つの注意点
具体的にイメージして頂く為に、セルフレジを利用する際の注意点も、ファミリーマートのセルフレジ例に説明します。
1.取り扱い不可の支払い方法がある
ファミリーマートのセルフレジは、現金が使えません。
加えて、レシートに印字されるクーポンや引換券もセルフレジでの使用は不可になっており、有人レジでの提示が必要です。
セルフレジは便利な反面、決済方法や使用可能なサービスに制限がある場合があります。
実際に会計をする前に確認しておきましょう。
2.買えない商品がある
ファミリーマートのセルフレジではたばこ、お酒は買えません。
年齢確認の必要な商品は有人レジで購入する仕組みになっている模様。
他方、セブンイレブンやローソンの加入する日本フランチャイズチェーン協会（JFA）では、酒やたばこもセルフレジで買えるよう、マイナンバーカードを読み取る仕組みも確立されてきているようです。
今後、業界全体で利便性向上の機運が高まりそうですね。
捕捉：ファミリーマートを取り上げた理由
最後に、ファミリーマートを取り上げた理由を説明します。
適応障害の方に向けてセルフレジの活用をオススメするにあたり、実践のしやすさを重視しました。
セルフレジの設置店を検索できる
ファミリーマートの公式ウェブサイトにある店舗検索は、セルフレジの有無でソートをかけて検索が可能です。
国内16,524の店舗（2023年8月31日時点）から、お住まいの地域のセルフレジ設置店をかんたんに探せます。
セブンイレブン、ローソンにも店舗検索サイトはありましたが、同等の機能は見当たりませんでした。
まとめ
いかがでしたか？
適応障害を抱える私たちにとって、セルフレジは生活を支えてくれるパートナーと言えるでしょう。
今回ピックアップしたファミリーマート以外にもセルフレジを設置している店はたくさんあります。
ご自身がお住まいの地域でも探してみてはいかがでしょうか？
使い方が…という方も、症状に回復が見られ、余力が出て来てからで大丈夫です。
一度だけ、店員さんを頼る勇気を出してみましょう。
使い方が分かってしまえば、次回以降は会話の必要がなくなります。
今日の勇気が、明日の自分を助けてくれますよ。
入川 枕のブログでは、自身も抱える適応障害に関して、お役に立ちそうな情報を当事者目線で発信していきます。
ご意見やご感想などございましたら、コメントやXにお寄せ頂ければ幸いです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
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