トレンドも世の動向も全く関係なく、入川 枕が皆さんと漫画との縁を勝手に結ぶ本企画。
第2弾は、成家 慎一郎さん作「フードコートで、また明日。」です。
左:山本 右:和田 |
書籍情報
出版社:KADOKAWA
掲載サイト:コミックNewtype
(第1話~第21話)※2023/9/25時点
連載状況:連載中
単行本:全1巻(第1話~第15話)
「紙で読んでいる漫画」の企画概要はこちらの投稿をご覧ください。
この記事を書いた人
3つでサクッと!推しポイント
1.動かない女子高生
違う学校に通う山本と和田は、いつものフードコートに約束もなく集まります。
2人は長いソファに横並びで座ると、そこから殆ど動きません。
買い食いしたり、隣のゲームセンターで遊んだり、ただフードコートで過ごします。
それでもよく動く物語は、フードコートに座りたくなる賑やかさです。
2.逆の女子高生
表紙に座る2人を見て、どんな印象を受けますか?
優等生っぽい?話しかけ難い?
山本と和田、どちらにどんな印象を抱いたのか、皆さんに聞いてみたいです。
作品を読むと「逆だったな。」と感じる場面が、沢山あるのではないかと思います。
枕も作品を表紙&タイトル買いした時に、あれやこれやと予想はしましたが、当たったものの方が少なかったです。
A「知ってる!?サメに襲われて足とか食われても目潰しすれば放してくれるんだって!!」
B「食われてんの前提かよ」
A「最後の手段だよ!」
「フードコートで、また明日。」第10話 成家 慎一郎
B「フツーってなに?常識って誰が決めたの?」
A「そーやって難しい話に持ってくのやめて!ハムスターの話しよ!!」
「フードコートで、また明日。」第10話 成家 慎一郎
引用は、2人の会話の一部です。
AとB、どちら山本でどちらか和田でしょうか?
2人の人柄を予想してから読むと、もう一つ楽しさが増えるので、試してみて下さい。
3.誰でも知っているフードコート
枕も地元のフードコートには、よくお世話になりました。
テスト勉強をしたり、安いものを注文して延々と駄弁ったり…。
フードコートの風景と言われて、皆さんはどんなものを思い浮かべますか?
ウォーターサーバーで水を汲む音、無数に並ぶカプセルトイ、混ざり合ってお腹を空かせる良い匂いたち…、何かしらは思いつきますよね。
誰でもよく知る場所を舞台に設定し、且つ、そこから動かないことで、物語の導線が至極シンプルになっています。
他の要素が絞られていることで、2人の会話や関係性により焦点を当てられるのかも知れません。
まとめ
いかがでしたか?
前回紹介した「もののがたり」は連載作品でした。
「フードコートで、また明日。」は現在1巻のみなので、お手に取って頂きやすいと思います。
何時もは紙で読まない、という方もお試しで是非に。
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