WEBライターの相棒として有名な記者ハンドブック。
かくゆう私もこの仕事を始めた時に購入して、現在も愛用しています。
しかしながら、大学に提出するレポートや取引先に送るメール、文章を書くタイミングは老若男女の生活に溢れていますよね。
文章に携わる業界で重宝されている記者ハンドブックですが、誰でも使い道が満載の1冊。
本記事では、WEBライターとしてお世話になっている記者ハンドブックの活用方法を3つご紹介します。
書くなら出番は必ずある、記者ハンドブックはこう使おう!
どっちを使う?迷う漢字を一発で解決!
最初に紹介するのは「どっちの漢字だっけ?」と迷ったときの活用。
例として「おさえる」の項目を見てみましょう。
おさえる
=押さえる
〔主に物理的におさえる、手などで覆う〕
暴れる人を抑え込む、傷口を押さえる、首根っこを押さえ付ける、目頭を押さえる
~中略~
=抑える
~中略~
〔抑制、くいとめる〕
相手打線を1点に抑え込む、怒りを抑える、インフレを抑える、抑えが利かない…(以下略)
記者ハンドブック新聞用字用語集第14版, 2022, p.168-169
すべて載せてしまうと相当な文章量になってしまうため、抜粋して引用しました。
私も繰り返し確認している項目です。
このように迷いが起きやすい言葉をピックアップし、例文を交えて説明してくれています。
どこまで付ける?送り仮名
送り仮名に迷ったときも記者ハンドブック。
こちらも例として、紛らわしい送り仮名の項目を見てみましょう。
〔送り過ぎ〕(かっこ内✕は誤り)
あ
合間(合い間)商い(商ない)誤る(まる)失う(失なう)幼い(幼ない)…(以下略)
記者ハンドブック新聞用字用語集第14版, 2022, p.101
上記のように五十音順で紛らわしい送り仮名の言葉が列挙されており、正しい送り仮名と間違いやすいパターンを確認できます。
意味を間違えやすい語句も正しい使い方を多数収録
最後に紹介する活用方法は、意味を誤りやすい語句の確認。
同じように例から見てみましょう。
【な】
情けは人のためならず
〔注〕善いことをすればよい報いがあるという意。情けは人のためにならないといった解釈は誤
り。
記者ハンドブック新聞用字用語集第14版, 2022, p.466
間違えやすい語句の代表、情けは人のためならず。
他にも思い返すと紛らわしい語句が五十音順で収められています。
年齢や職業問わず活用できる記者ハンドブック
書くことを仕事としている人たちの専門書、というイメージがありそうな記者ハンドブック。
しかしながら、年齢や職業を問わず生活のどこかで書いている私たちは、例外なく使う機会がある1冊でした。
文章を書くとき、傍らにあれば皆さんの頼もしいアシスタントになるでしょう。
ぜひご活用ください。
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